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私の好きな音楽

スタンダードジャズの歌は、いつも私達に寄り添うかのように、心に響きます。
好きな歌が沢山あって、選ぶのに困りますが、少しずつご紹介したいと思います。

■How deep is the Ocean

Irving Berlin 1932年

どれだけあなたを愛しているか
私は嘘をつきません
海の深さはどれくらい?
空の高さはどれくらい?
1日の中で、何度あなたを思うのか
朝露に濡れるバラの花はいくつあるの?

どれくらい遠くまで旅をすれば
あなたのところへ行けるのだろう
ここから星まではどれくらいかかるの?
もし私があなたを失ってしまったら
いったい流す涙はどれくらい?
海の深さはどれくらい?
空の高さはどれくらい?

あの「White Christmas」 や「God Bless America」 を作ったIrving Berlinは、幼少の頃から波瀾万丈な人生だったそうです。

世界大恐慌の頃に家族を失ってしまうという、とても悲しい出来事や、歌を作る自信が無くなってしまった辛さを抱えていた時に、この曲は立ち直る切っ掛けになったそうです。

男女の愛の歌にもなりますが、どうやらそれだけでは無いのですね。

海の深さほど、空の高さほど、あなたのことを思っている。どうか解って欲しい…これって伝わりそうで、なかなか伝わらないでしょう?!

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●お勧めCD
Dena Derose
Walk in the park

■ I fall in love too easily

Sammy Cahn/Jule Styne 1945年

すぐに恋に落ちてしまう
恋に落ちるのが早すぎる
パッと燃え上がり
あまり長く続かない

もう少し学ばなければ
今までが馬鹿だった
でもやっぱりすぐに落ちてしまう
恋に落ちるのが早すぎる
フランク・シナトラとジーン・ケリー共演の‘錨を上げて’の挿入歌。
シナトラが水兵役で、この歌を歌うそうです。
人を好きになるのは、しょうがないことなのだ…と、やや否定気味?
情けないと、反省しきり。メロディーもそのものです。 誰にでもある、切ない気持ちを超ストレートに、なんて短い歌詞なんだろう!と思うけれど、この単純さが妙に納得させます。
多くのボーカリストに歌われていますが、私はShirley Hornがお勧めです。 馬鹿だったわ…でも仕方がないのよ…と、さらりと歌っています。
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●お勧めCD
Shirley Horn
I remember Miles