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私の好きな音楽

スタンダードジャズの歌は、いつも私達に寄り添うかのように、心に響きます。
好きな歌が沢山あって、選ぶのに困りますが、少しずつご紹介したいと思います。

■Pennies from heaven

Johnny Burk/Arthur Johnson 1936年

verse
昔々、紀元前の100万年も前には
世の中で最上のものはタダだった
でもいつも青い空や、いつも綺麗な月には
だれも感謝しなかった
だから時々、青空が曇ったり
月が消えたりするようになって
それを取り戻す為には
対価を払わなければならなくなった
それが、嵐の作られた理由。
だから恐れる必要はない…

chorus
雨が降る時はいつも
天から恵みが降ってくる
どの雲にも、天からの恵みが含まれているのを 知らないの?

町中にあなたの幸運が降ってきているんだよ
だから、傘をひっくり返しておかなきゃ

そうやって受け取ったものを
日の光や花と交換しよう
もし欲しいものがあるのなら
雨に降られた方が良いね
だからもし雷の音が聞こえたなら
木の下に逃げ込んじゃ駄目
だって私達の為に
天から恵みが降ってくるのだから
Pennies from heavenは、棚から牡丹餅の意味ですね。verseが付いて、ナンボの歌です。
なるほど、青空や月を見るのはお金が掛からない。いつも有ることだから、つい感謝の気持ちも無くなる。 それで嵐が起こると、穏やかな日の有り難味が解るってものです。
巷の雨のイメージはあまり良くないけれど、私は好きです。だって、雨が降ると、落ち着くのです。天気になると何かしなきゃと動いて、疲れてしまうから。
あ、ラッキー!雨だ、仕事を辞めよう!ということにしたいかと。
madsenphoto

●お勧めCD
Chris Botti
To love again
feauturing Renee Olstead

■Goodmorning heartache

Irene Higgnbotham/Ervin Drake/Dan Fisher 1946年

おはよう胸の悲しみよ、相変わらず陰気な姿をしている
おはよう胸の悲しみよ、昨日の夜に別れたはずなのに
あなたが消えるまで七転八倒して
朝になったら、またここにいるのね

あなたを忘れたいのに、ずっとここにあなたはいる
知り合いになったのは、あの人が去った時
今では毎日あなたに声を掛ける
おはよう、ご機嫌いかが?って

まとわりつくのはやめて欲しいけれど
何故か振り払うことは出来ない
私はひとりにしておいて欲しいだけ
一週間が月曜日の憂鬱から始まって
日曜日までずっと憂鬱なのだから

おはよう胸の悲しみよ、ごめん、仲直りしましょう
おはよう胸の悲しみよ、私の事を知っているのはあなただけ
うろつき回られるのも悪くないのかも
おはよう胸の悲しみよ、さあここに座って…
Billie Holidayで有名な曲です。
寝ている間は考えないけれど、朝になって目が覚めると、あの辛さを、またすぐ思い出してしまう… どうせ離れられないのなら、受け入れるしかない。そう腹を括った歌です。
私はCris Connorが、ブルージーに力強く歌っているのが好きです。
‘しょうがないよねっ!’みたいな感じ。
あんなに小粋に格好よく歌えると、なんでも来い!と言っているようで、羨ましい限りです。
madsenphoto
●お勧めCD
Chris Connor
Live at Sweet Basil'81