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  クリスマスツリー作り(2004年10月6日)

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 そろそろクリスマスの準備が必要な時期になってきました。私の職場のママの折紙ボランティアグループの方々から教えてもらった手作りクリスマスツリーを紹介します。
 
 クリスマスツリー作りは大きな折紙2枚・中1枚・小1枚の合計4枚が必要です。この4枚とも下記のように鶴の基本折りにしておくことが必要です。
 鶴の基本折の折り方を以下に紹介します。

 子どもに折紙を伝えようとするとなかなか苦労をするものです。折り紙を折りながら、折った折り紙を気合いで倒したり、頭の上に載せて歩いたり等運動遊びを取り入れてやると折るのがうまい子どもと下手な子どもの時間調整ができて、みんな楽しく折ることができます。
 バリアフリーではなくてユニバーサルデザインの考え方に基づく折紙遊ぶになってきました。
 ユニバーサルデザインの考えを取り入れた折り紙というのは保育園の年中児童から大人までが簡単に折ることができて、しかも年齢に応じて楽しむことができるという折り方です。具体的には折紙を折るときに折ってからまた開いて折るというように折れ線の山折りと谷折りをしっかり最初に折っておくことです。何を折るかを教えないで折りながら運動遊びを取り入れるのもこの折り方の特徴です。また動く・簡単・面白い折紙をできるだけ多く取り入れるようにしています。
 
        
  @正方形の折り紙を使う   A三角に半分に折る       B一回開く 
  
        
  Cまた三角に折る       Dまた開く             E表が出るように半分に折る

        
  Fまた開く            G半分に折る     H表が出るように折ると鶴の基本折りになる


 折紙を大2枚・中1枚・小1枚を用意する。下記の写真は大は15センチの普通の折紙で、中は13.5センチ、小は10センチ位に裁断したものである。
      

 この折紙を鶴の基本折に4枚ともする。
      

 この4枚の内大1枚・中1枚・小1枚を三角に折り上げる。
      

 次に大・中・小を折りこんでいく。この部分については立体ウルトラマンを見てね。
     
 @開いて持つ。     A三角にして一回折る  Bこれを4ヶ所繰り返す

     
 C折った三角を隙間に入れる Dピラミッドになる  E大・中・小を同じにする

     
 F大1枚を折る      G同じ方向に4回折る H三角に上に折る

   
 I手に持って、三角に上部に折り、その後に隙間に差し込む。

  
 J4ヶ所差し込んで木の幹を作る。

     
 K立てると幹になる  Lさっき作って物を重ねる L組合わせるとこんなになる

 Lのクリスマスツリーは大きな紙で作ったものです。この後ビーズや星・モールなどを飾ると素敵な手作りクリスマスツリーになります。

 私は見本はあまり作りません。一つはあまり美的なセンスがないことです。もう一つは素敵な見本を作ると子どもたちはその見本にこだわって同じようなものを作ってしまうからです。児童館・児童センター・児童クラブのようなところは素敵な見本を作らないで素材となるものだけを提供し、あとは子どもたちの想像力と創造力をうまく引き出すことが大切と思います。教育も本来はエデュケーション(=抽出する)であり、教え込むことではないのですが。少なくとも子どもの自己表現を大切にする児童館等ではこの考えを推し進めたいと思っています。