有明児童センター 児童厚生員
児童健全育成指導士 田中純一
最近の子どもは少子化が進み、子ども1人に大人が8人との状況が出てきた。幸いえだまめの皆さんは双子以上ということで子どもの人数が多く、子ども同士の切磋琢磨がありより健全であると私は感じている。でもそれ以上にお母さんお父さんの負担も大変であろうと思う。
さて少子化時代の子どもたちはどうしても王子様王女様扱いをされすぎて、傷つきやすく傷つけやすい子どもたちが増加している。負けることを極端に嫌ったり、自分の思い通りにならないと喚く・物を投げる・噛み付く・へそを曲げるとてこでも動かない等の子どもが増えている。昔は停電などがあったから、電気が点かなくて我慢をすることも必要であった。停電のない最近は思い通りにならないかのような錯覚が子どもを支配しているように思う。世の中は思いのままにはならないことが多いのである。ままならぬ世の中を小さいときから学習をすることも私は大切と思うのである。そこで提案である。ジャンケン遊びを取り入れてみたらどうだろうか。いつも子ども中心ではなくてジャンケンで遊ぶのである。
『参りましたジャンケン遊び』は楽しいよ
子どもとお母さんやお父さんおじいさんおばあさんが2人でジャンケンをする。1回ジャンケンをして負けたら膝立ちになる。2回負けたら座る。3回負けたら相手の名前を呼んで「お母さん参りました」と深々とお辞儀をするのである。最初にお母さんが負けてやると子どもは喜ぶ。そのうちに子どもが負けることもある。その場合は子どもがお辞儀をすることになる。こうしたロールプレー的な遊びをすると子どもは次第に我慢をする力を身につけるものである。祖父母等の関係においてもジャンケン遊びを利用するとわがままし放題の関係性からある程度対等な関係性が出てきて良いものである。
その他のジャンケン遊び
おやつの分配などもジャンケンを使って1番目に勝った人が切り、2番目の人が次にとり、3番目に勝った人が次にとり、最後に切った人がとるとかというふうにジャンケンによる順序を決めておくと遊びながらルールを守らせることもできるものである。また子どもは同じようなものでも自分が先に選ばないと気がすまないものである。どちらが先にとるかもジャンケンやくじなどを使うと楽しみながら遊べるものである。
遊び仲間の人数が増えたら集団ジャンケン遊びも楽しい。12人くらいのグループで遊ぶときは2人組6グループを作ってジャンケン遊び等をやるとスキンシップが広がる。親子でのジャンケンお馬さんごっこなども楽しいものである。
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