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遊びの手法  

   子どもの遊び場環境作り(全国一斉安全点検にむけて2005年7月10日)

詳細





 
 全国地域活動連絡協議会(みらい子育てネット)の呼びかけで子どもの遊具等全国一斉安全点検が3年ほど前から実施され始めた。私の職場や自治会でも遊具の保守管理や遊び場環境作りは大切と考え、有明父親クラブ・母親クラブ・平島公園クラブ等の協力を得て積極的に実施している。
 今後の子どもの遊び場環境作り実現のための提案として、事例を紹介してみたい。

 遊び場環境作りは子どもたちの遊びを通して人間関係を築くための環境作りである。遊具の点検保守管理も子ども同士の人間関係を築くために大切な活動である。子どもの遊びはある意味ではルールあるケンカのようなものである。遊具の取り合い、使い方等は一人で遊ぶことよりも多数で遊ぶことでアグレッシブになる。危険性は増大する。ですから遊具の点検保守管理は児童館の職員の第一義的に実施されなければならないことである。子どもは毎日生きている存在であり、石を持ち出し、遊具を危険になるようにいじり、時には壊す存在である。日々の子どもの衝突や軽微な怪我から大事故につながる要因を見つけ出して重篤な事故にならないように保守管理することが大切となります。遊び場点検・保守管理は日々実施することが大切となります。

 この中で地域組織活動(母親クラブ・父親クラブ等)の遊び場点検は意義ある活動である。できるだけ継続的、日常的に活動の中に組み入れることが必要であろう。できる範囲での雑草除去・木の剪定・遊具の保守管理などなどたんに点検にとどまらないでできる範囲での主体的な取り組みにしていくことがひつようであると私は考えています。またこうした活動に子どもたちも巻き込んで子ども自身が自分たちの遊び場環境作りにつとめることで、子どもは学習をしていきます。子どもに作業をさせることはとても大変で作業能率的には必ずしもプラスと言いきれません。しかし、作業経験をした子どもはゴミ等を捨てることが少なくなり、全体としては大きなプラスとなります。
 子どもを巻き込んでたんに点検のレベルにとどまらないでできる範囲での保守まで行えば、関係機関の理解も得ることが容易となります。

 子どもの遊び場環境作りを輪と和を広げていけば、地域の仲間作りもできています。毎日ゴミ拾いをしてれば、散歩をする人たちや通学する子どもたちとの挨拶の輪も広がっていきます。地域の仲間の輪と和が広がれば不審者対策にもなるようです。
 事務室前の敷石が盛り上がってデコボコしてきました。写真ののはたいしたことのないパターンでかなり山になってきたのです。全国一斉点検日の前々日です。さっそく危険のないように敷石をはいでみました。
 大きな根っこが敷石の下に根を張っていました。危険のないように根っこを取り除いて敷石を敷きなおしました。
 遊具の保守管理や建物、敷地の管理は日常的な活動で児童厚生員の大切な仕事ですね。
 また点検と補修は同時並行で実施することが大切である。
 いくら片付けても子どもは石を引っ張り出して来て遊びます。10年前まではこれでも良かったのですが、最近の子どもたちは少子時代ですからすぐに切れて投げることもあります。危険のないように片付けておくことも大切です。
 ボランティアのお姉さんと女の子達が石拾いをしました。低学年の男の子達は松ボックリ拾いをしました。松ボックリも最近では片付けておいたほうが良いものになってきました。というのはまぶたを閉じるのが遅い子どもが増えてきて、松ボックリ投げをすると目にあたって眼球を傷つける子どもがいるからです。
 
 子どもたちの遊ぶドングリ山の木の下もみんなできれいにしました。遊具は宝くじ協会のものです。宝くじの遊具は安全でとても活用価値があります。平島公園でも私の職場でも古い流動遊木・箱ブランコなどの遊具を撤去し、宝くじ協会の遊具にしてきています。
 芝生の中の雑草も子どもたちと一緒にとりました。
 7月9日土曜日の活動には小学生62人・大人13名合計75名の参加でした。なおこうした活動は毎週土曜日に私の職場では行っています。平島公園では毎月第1・第3日曜日の2回実施しています。
 子ども遊び場環境作りは日常的継続的な活動であると私は思います。
 ニセアカシアの木もきれいに剪定しました。
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