「全国1億人の詠美様ファンの下々のみんな、こんばんは!!
とうとう今日から正式に新番組ということで始まった大庭詠美のクイーンオブサンデー♪
ちゃんと最後まで聞きなさいよね、これメーレーだから♪
ということで記念すべき最初のゲストはめりくりうすさんで〜す♪」

「……………」

「ほら、固まってないで早く喋りなさいよ!!」

「………ちゃん」

「えっ?」

「なんで千紗ちゃんじゃないんだ〜〜〜!!」

「な、なによ!!私じゃ不満だっていうの!!」

「千紗ちゃ〜〜〜ん!!!!」

「千紗のことよびましたですか?」

「あっ!!」

「げっ!!」

「あれ?詠美お姉さんどうしてここにいるですか?たしか今日はめりくりうすのお兄さんがゲストのはずですけど…」

「ま〜た大バカ詠美が番組のっとろうとしたわけやな!」

「うっ!!なんでまたパンダがここに?」

「まあ、うちはCGCはんに詠美の見張りを頼まれてるさかいにな♪」

「うぬぬ…こうなったらこの番組をかけて勝負よ!!…ってこら〜!!」

「めりくりうすのお兄さん、今日はよろしくお願いしますです☆」

「こちらこそよろしくね、千紗ちゃん♪」

「二人であたしを無視しないでよ〜!!さっさと勝負するわよ!!」

「それで勝負方法はなんですか?詠美お姉さん」

「そうね…私はなんでもいいけど今日はゲストのあんたに決めさせたげる。もちろん勝負するのもあんたよ!」

「じゃあ百人一首!!」

「なんでやねん」

「うふふふ、ひっかかったわね♪あんたがそう言うと思って私はこの日のために百人一首の猛特訓をしてきたんだから!!」

「ほんまかいな…」

「それじゃあいくわよ!!」

「じゃあ千紗が読みますですね。え〜と、わ…」

「ハイッ!!」

「は、早い…」

「やるな、詠美…」

「フフン♪どう、実力の差ってのがわかったかしら?」

そして数分後…

「あれ〜あんたまだ一枚もとれないじゃない、どうしたの?調子悪いの?」

「うぬぬ…ムカツク…」

「がんばるんや、めりやん!!ここで負けたら千紗やんのゲストとして番組でれへんで!!」

「お兄さん頑張ってくださいです☆」

「千紗ちゃん………よ〜し、ならば禁断の秘儀を使うしかないな…」

「ふん、今更なにをしようと、私の勝ちに決まってるのよ♪」

「じゃあ、次いきますです、え〜と、は…」

「もらったわよ!!」

「なんの!!秘儀『超卑怯流取札横取拳』!!!!」

バキッ!!

超卑怯流取札横取拳…古来中国より伝わる最終秘儀、早い話が拳骨で札を取るだけの卑怯千万な技
この際、相手の手もいっしょになぐると効果的である

「また、謎の大嘘ナレーションやな…」

「いった〜〜〜い!!!!」

「さあ千紗ちゃん今のうちに!!」

「え?え?は、はいです☆それでは…」

10分後…

「どうやらめりくりうすやんの勝ちのようやな」

「悪かったね、詠美♪」

「うう…卑怯よ!!私が痛がってるすきに…」

「詠美お姉さん大丈夫ですか?」

「くく…覚えてなさい、次こそこの詠美様が勝つんだからね!!ふみゅ〜〜〜ん!!」

タタタタタッ…

「さてお邪魔虫もいなくなったしさっそく番組始めようか、千紗ちゃん♪」

「はいです☆でもちょっとここでいったんCMですぅ☆」

 

美穂「ね〜玲子〜、もうおつまみ無くなっちゃったよ?」

玲子「なにゅう〜!!それじゃあしょうがないからコンビニまで買いだしに行こうか?」

まゆ「でもこの辺コンビニないよ」

玲子「ええ〜じゃあどうすればいいの〜!!」

夕香「でもコンビニはなくても商店街ならありますわよ、ほら!」

美穂「わあ、本当だ〜」

夕香「ここの商店街なら掲示板、チャット、SS、CG、MIDIなんでもそろうのよ」

まゆ「ねえねえ、早くいこうよ〜!!」

玲子「ちょっと待ってよ〜〜〜」

美穂「ほらほら玲子、おいてっちゃうわよ〜!!」

 

「ということで改めましてこんばんはです、司会の塚本千紗です☆
今日のゲストはみんなの海でもおなじみ、そしてCGCのお兄さんの千紗萌え師匠でもある、
めりくりうすのお兄さんですぅ☆」

「どもども、めりくりうすです〜〜」

「それじゃあ早速トランプをやりますですね☆」

「なんで?」

「さっきお兄さんと詠美お姉さんが楽しく遊んでるのを見ているうちに、千紗も遊びたくなりましたですよ☆」

「千紗ちゃん、あれ遊んでるように見えたの?」

「はいです☆」

「ほな、ババ抜きでええな♪」

「早くカード配りなさいよね!!」

「げっ!由宇に詠美…なんでここに?」

「大勢で遊んだ方が楽しいやんか♪」

「しょーがないけどつきあってあげるわよ!」

「じゃあ始めますです☆」

「まっいっか♪」

………………数分経過

「なあなあ、これって一応トーク番組やし、もくもくとトランプせんでなにかトーク入れたほうがええんやないか?」

「やっぱりじゃりんこには無理だったってことね、それじゃあこの詠美様が…」

「それはええって!」

「なんでよ〜!!」

「はい、千紗ちゃん一枚とって♪」

「わかりましたです、めりくりうすのお兄さん☆それじゃあ…これです!」

スッ

「にゃあ!!千紗ババ引いちゃいましたですぅ…」

「残念だったね、千紗ちゃん」

「はいですぅ…でもでも千紗まだがんばるですぅ☆」

「こら〜そこ!二人だけの世界に入ってないでちゃんと番組進めんかい!!」

「わたしはこうやって千紗ちゃんとトランプやってるだけで楽しいんですけど…」

「千紗もお兄さんとトランプしてるととっても楽しいです☆」

「せやけど見てる人は退屈やろ?なにかトークせな」

「そうだなぁ…」

ジーーーーーーー

「なんや?急に千紗やんを凝視して」

「お兄さんどうかしましたですか?」

「千紗ちゃん!!結婚してください!!」

「いきなりなにくちばしっとんねん!!」

バキッ!!

「そーよそーよ、こんな小学生に手を出しちゃ犯罪なんだからね!」

「千紗、小学生じゃないですよ!」

「で、でもこれはわたしの正直な気持ちで……」

「う〜ん気持ちはわからんでもないけどな…まあ今日のところはとりあえず眠っとき!!」

バキッ!!

 

…………………数時間後

 

「う、う〜ん…」

「あっ、お兄さん気がつきましたですか?千紗心配したですよ☆」

「あれ?千紗ちゃん、ここは…」

「お兄さんトランプしてる途中で急に倒れちゃったんですよ、もう千紗…」

「心配かけてゴメンね、千紗ちゃん。でも気を失う前になにか重大なことを言った気がするんだけど…」

「え、え〜と千紗、千紗ぁ…ごめんなさいです、今日はもう番組終了の時間ですぅ」

「ええっ?もう終わり?もっと一緒にいたかったな………」

「千紗ももっとお兄さんと遊びたかったですよ…また来てくださいね、お兄さん☆」

「千紗ちゃん、ありがとうね、それじゃまた!」

「はいです☆また遊んでくださいです。今日はお疲れ様でしたです☆
それでは明日もにゃんばらナイト!!お相手は塚本千紗でした☆」