…にゃんばらナイト収録スタジオ、本番一時間前…
キョロ、キョロ…
「うふ、うふふふ。まだあのじゃりん子は来ていないみたいね♪それじゃあ今のうちに…」
ザッ!!
「あーあー只今マイクのテスト中!!えースタッフのみなさん今日からこのコーナーは私、同人誌界のクイーンである大庭詠美様のクイーンオブサンデーを放送することに決めちゃいました!ということでこれから早速記念すべき第一回目の放送を開始するからただちに準備しなさいよね!!」
スタッフ一同「そんな無茶ですよ!」
「いーからやるったらやるの!!早く音楽とかマイクとか用意しなさいよね!!」
…………………
「よ〜し準備OK♪それじゃあスタッフの皆さん本番いくわよ〜♪じゃあカウントダウンスタート!」
スタッフ「本番5秒前!4・3・2・1、スタート!」
「は〜い、皆さんこんばんは!!いわずとしれた同人誌界のクイーンオブクイーンズ大庭詠美です♪
今日からにゃんばらナイトに代わってこの大庭詠美様のクイーンオブサンデーを放送しちゃいます。
まったくこの詠美様の放送が聞けるなんて本当にあんたたちは幸せ者なんだから♪
それじゃあ記念すべき最初のコーナーは…」
「みなさんこんばんはです!!スタッフの皆さん今日もよろしくお願いしますですぅ☆」
「ゲッ!ま、まずいわね。あのじゃりん子もう来ちゃったの!………そうだ!!」
「あれ、皆さんどうかしましたですか?あっ詠美お姉さんこんばんはですぅ☆」
「あいさつはいいからじゃりん子、あんた早くこっち来なさい!!」
「どうしたんですか?」
「それじゃあ記念すべき第一回目のゲストはじゃりん子…じゃなくて塚本千紗ちゃんです!!」
「?」
「ということでゲストの千紗ちゃん、今日はよろしくたのむわね♪」
「こちらこそよろしくお願いしますです!………にゃあ!!違いますです!!
このコーナーは千紗が司会で今日のゲストは詠美お姉さんの方です!!」
「ふっふっふっ、ばれちゃあしょうがないわね!!こうなったら力ずくでもこのコーナーをいただくんだから!!」
「にゃあ!!」
「覚悟しなさい、このじゃりん子〜〜〜〜!!」
「このスカターン!!」
パコッ!!
「ふみゅ〜ん…だ、誰よ!!この詠美様をたたいたのは!!」
「ええかげんにしときや、詠美!!」
「あ〜!!なんでパンダがここにいるのよ!あんた第二回に登場したばっかじゃない!!」
「今回はCGCやんにたのまれてな。詠美のバカが無茶せんように見張ってくれっちゅうてな!」
「うぐぐ……し、仕方ないわね。じゃあこのコーナーの主役を勝負で決めるってのはどう?」
「勝負ですかぁ?」
「なんで勝負するつもりや、詠美」
「え〜とそれはね………………」
「ひょっとして勢いで言って考えてへんとか?」
「そ、そんなわけないでしょ!!勝負の方法は…そうよ!やっぱ司会は巧みな話術が必要だから早口言葉で勝負ってのはどう?」
「なんで早口言葉やねん…」
「わかりましたです!!千紗頑張りますです!!」
「それじゃあ早速いくわよ!赤巻き紙、青巻き紙、黄巻き紙!」
「赤巻き紙、青巻き紙、黄巻き紙です☆」
「や、やるわね、じゃあ、坊主が屏風に上手に坊主の絵を書いた!!」
「坊主が屏風に上手に坊主の絵を書いたです☆」
「くうう〜、かえるぴょこぴょこみぴょこぴょこあわせてぴょこぴょこむぴょこぴょ…」
ガブッ!!
「……………$%&∀♀刀W〆〜〜!!!!!!」(声にならない悲鳴)
「にゃあ!詠美お姉さん、大丈夫ですか?」
「自爆やな…」
「う〜〜う〜〜う〜〜(訳:こ、この勝負ひとまずあんたの勝ちってことにしてあげるわ!!でも次はこうはいかないんだからね!!)」
タタタタタタタッ………(逃走)
こうしてにゃんばらナイトのピンチはすくわれた!!だがいつまた第二、第三の詠美があらわれるかわからない!!
このコーナーを守るため、頑張れ千紗ちゃん、負けるな千紗ちゃん、このコーナーの未来はすべては君の手にかかっている!!
「な、なんや今のナレーションは?」
「わかりましたです、謎の声さん!!千紗一生懸命頑張りますですよ!!」
「千紗やん燃えてるな…」
「とういわけで千紗頑張りますですから皆さんこれかれもよろしくですぅ☆
それじゃあ明日もにゃんばらナイト〜〜〜!!お相手は塚本千紗でした☆」