「塚本千紗のにゃんばらナイト〜〜〜!!こんばんは塚本千紗です☆
今週は以前放送したラジオドラマ『こみっくパーティー無謀編』の続きを放送しますですぅ!!
ちょっと間があいて前回までのお話を忘れてしまった人はまた前回を読みなおして今回のお話を読んで下さいですぅ☆
それでは始まり始まりですぅ!!」


瑞希「へぇ、ここがトトカンタ市ね」

千紗「にゃ〜、立派な街ですねぇ!!」

大志「この地こそが我らの次なる闘いの場!!同士和樹よ、お前はここで再び勝者となるのだ!!」

和樹「さっ、瑞希に千紗ちゃん、馬鹿は放っておいて早くサークル入場しようか」

千紗「はいです☆千紗もこの日のために頑張ってお兄さんの本を刷りましたですぅ!!」

瑞希「ねぇ、和樹。確か、猪名川さんや大庭さんも来ているのよね?」

和樹「まあな、多分そのへんで会えるんじゃないか」

南「は〜い、サークル入場の方はこちらの入り口からですよ〜!!」

和樹「あっ、南さんだ!!」

千紗「南お姉さん、こんにちはですぅ☆」

南「あら、千紗ちゃん達じゃないですか。こんにちは」

瑞希「南さんは今日もスタッフ参加なんですか?」

南「ええ、そうなんですよ。実は今日のイベント、スタッフの中にはトトカンタまで来れない人も沢山いますから少し人手が足りないんですよ」

和樹「それは南さんも大変ですね」

南「でもかわりに、このトトカンタの人たちがお手伝いをしてくれているんですよ」

瑞希「へぇ、そうなんだ」

南「中には警察官の方も手伝ってくれているんです」

和樹「それはすごいですね」

南「ほら、あそこで列整理をしてくださってる方がそうですよ」

大志「………あそこって誰もいないようだが?」

南「あらあら、どこにいっちゃったんでしょう?」

瑞希「ねぇ、あそこの人込みの中、みんなに踏みつけられている人がいるけど………あの人かな?」

大志「どうやら列整理をしようとしたが、みんなに無視されて人込みに飲みこまれ、そのまま転び踏まれているようだな」

和樹「しかも良く見るとその倒れている人の上で銀髪のタキシード着ている人がタップダンス踊ってるぞ………」

南「あらあら、コンスタンスさん大丈夫ですか?」

コギー「ふええええええええぇぇぇ…………この人の量はなんなのよぉ………」

千紗「でも以外と元気そうですね☆」

和樹「銀髪の男もどこかへ去って行ったみたいだぞ」

大志「うむ、彼女も無事のようだし後は牧村女子にまかせて、我々はそろそろサークル準備をしないとな」

和樹「うわっ、もうこんな時間か。少し急がないとな!!」

千紗「にゃ〜、お兄さん、待ってくださいですぅ!!」

・・・・・・・

和樹「えっと、俺達のスペースは………」

瑞希「今回は壁サークルだね、和樹♪」

大志「ふははははは、さすがはマイ同士!!着実と成長しているようだな!!」

和樹「まあ、大志の言ってることはほっといて、やっぱり段々みんなが俺の漫画を読んでくれるのは嬉しいよな」

瑞希「和樹、頑張ってるものね」

???「あのぅ、すみませんですぅ」

和樹「なんだい、千紗ちゃん?」

千紗「にゃ?千紗は何も言ってないですよぉ」

和樹「でも今、千紗ちゃんの声がしたような………?」

瑞希「気のせいじゃないの?」

和樹「そうかなぁ………まぁ、そうかもな」

???「あのぉ、気のせいじゃないですよぉ」

和樹「また聞こえたけど、千紗ちゃん何か言った?」

千紗「いいえ、千紗は何も言ってませんですよ」

瑞希「だから気のせいだって」

和樹「そっか………」

スタスタスタ………

???「だから無視して行かないでくださいですぅ!!狸のスタンピードッ!!」

和樹&瑞希&大志&千紗「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

和樹「………な、何なんだ今のは……急に身体が吹っ飛んだぞ………」

千紗「にゃ〜〜〜、千紗とっても痛いですぅ………」

大志「ひょっとするとこれが………」

瑞希「ひょっとすると何よ、大志?」

大志「うむ、実はこのトトカンタ市の中には魔術師といわれる、魔術を使う者がいるらしいのだ」

瑞希「魔術って………そんなおとぎ話しみたいなこと………」

千紗「にゃあ!!魔法使いさんがいるんですかぁ!!」

???「魔法使いじゃなくて、魔術師ですぅ!!」

和樹「………き、君は?」

???「私の名前はラシィ・クルティですぅ!!さっきからあなた達を呼んでいたのに無視するなんてひどいですぅ!!」

和樹「あっ、さっきの声は千紗ちゃんじゃなくて君だったんだ」

瑞希「ひょっとして今の大風みたいのもあなたが?」

ラシィ「そうなんです…あの、すみません。ついカッっとなってしまって………」

和樹「まじでビビッたぞ………」

大志「時にラシィ女史!!魔術とはどのようにすると使えるのだね?」

千紗「わぁ、千紗も知りたいですぅ!!」

ラシィ「え〜と、それはですねぇ、まず頭に使いたい魔術をイメージするんですよぉ」

瑞希「うんうん」

ラシィ「そしてイメージが完成したら、呪文とともにイメージを解放するんですぅ。こんなふうに『狸のスタンピード』!!って」

和樹たち「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…………」

ラシィ「……………飛んでいっちゃいましたぁ……………」

ヒュ〜〜〜〜〜〜ン、ドシン!!

和樹「つぅ〜〜〜、みんな大丈夫か?」

千紗「なんとか大丈夫ですぅ」

瑞希「地面にクッションみたいなものがあったから平気だったみたいね」

大志「魔術師の力、我が野望に使えるな………」

瑞希「ほらっ、大志!!馬鹿なこと言ってないで早く行くわよ!!」

スタスタスタスタ………

ドーチン「ねぇ、兄さん、大丈夫……………?」

ボルカン「くそぉ、あいつらいきなり空から降ってきおって………今度あったらコピー機の紙つまり殺してやる……」

ドーチン「それは同人作家にとって致命的だね………ガクッ……」

ボルカン「このマスマチュリアの闘犬ボルカノ・ボルカン様を敵に回したことを後悔させてやる………バタッ………」

・・・・・・・・・・

千紗「お兄さん、なんだかあそこに人だかりが出来てますよ?」

和樹「本当だ、何かあったのかな?」

???「ちょっとあんた、いいかげんにしい!!」

瑞希「今の関西弁ってひょっとして?」

大志「うむ、猪名川由宇その人に違いあるまい!!」

和樹「たくっ…あいつはこんなところでも…………」

由宇「あんた!!この馬鹿でかいガラクタはなんや!!」

ドロシー「ガラクタとは失礼ね。これは我がカーマディ&フレデリック工房製D規模蒸気式発電機の部品の一部よ」

由宇「D規模だかE規模だかしらんけど、こんなのは他のサークルさんの迷惑になるやろ!!」

ドロシー「あなたこの発電機にケチをつける気?それにこの世界は生きるか死ぬかなのよ」

由宇「ほ〜、あくまで撤去せん気やな。それなら即売会の秩序のためにも力づくでも撤去させるで!!」

ドロシー「それじゃあ、こっちが勝ったら契約してもらうよ!!」

バキッ、ドカッ、ドガガガガガガガガガガガガ!!!!!!

和樹「すげぇ………」

キース「ほぉ、あのドロシー様と互角に戦えるお方がいたとは驚きです」

和樹「あんた、あの人の知り合い?」

キース「あの方は由緒正しいマギー家の長女で、ぬるぬる酢イカ野郎の奥様でいらっしゃいます」

和樹「ぬるぬる酢イカ野郎?」

キース「はっはっはっ、細かいことはどうでもいいではありませんか。それよりサークル準備は大丈夫なのですか?もう時間はあまりありませんぞ」

和樹「そうだ!!こんなことしてる暇はないんだった………って何であんたがそんなことわかるんだよ?」

キース「実はサークル入場口であなた達を見かけてから、暇だったのでずっと後をつけていたんです」

大志「ふっ、吾輩は最初から気がついていたがな」

瑞希「………マジ?」

キース「ほぉ、私の尾行に気がつくとは、あなたも黒魔術師殿ほどでないにしろなかなかやりますね」

千紗「黒魔術師殿って誰ですかぁ?」

キース「それはいずれわかることでしょう。それでは私はボニー様のお手伝いがあるのでこれで失礼します」

和樹「………いっちまった」

瑞希「何だったのよ、一体………」

大志「そんなことより同士よ!!もう時間がないぞ!!」

和樹「そうだった!!瑞希、急ぐぞ!!」

・・・・・・・・・・・

和樹「ふぅ、ここが俺達のスペースか」

瑞希「早く準備しないとね」

千紗「お兄さん、お隣さんにちゃんと挨拶しないとダメですよぉ」

和樹「おっと、そうだった。あの今日は一日よろしくお願いします」

オーフェン「………ああ、こっちこそよろしくな」

瑞希「ねぇ、和樹。なんだかすごい目つきの悪い人ね(小声)」

和樹「こら、そんな人をそんな風にいうもんじゃないぞ(小声)」

千紗「お兄さん、準備終わりましたですよぉ!!」

和樹「ありがとう、千紗ちゃん。助かったよ」

館内放送「あと5分で開場の時間ですのでサークル参加者は自分のスペースに戻ってください」

瑞希「いよいよね!!」

大志「さあ、新しい伝説を作るのだ。マイ同士!!!!」

・・・・・後編に続く

 

千紗「にゃ〜、今回で終了できなったですぅ!!」

由宇「予想以上に長編になってしもたな………」

千紗「でもでも千紗、次回も頑張りますですぅ!!」

由宇「なんか話しが噛み合ってない気もするけど……まあ、ええか」

千紗「はいです☆では、皆さんまた来週ですぅ!!
それでは明日もにゃんばらナイト〜〜〜!!!!お相手は塚本千紗でした☆」