「塚本千紗のにゃんばらナイト〜!!こんばんは、塚本千紗です。
2週間も番組を中止してしまって関係者各位に深くお詫び申し上げますです。
それでは今日は前回のラジオドラマの後編を放送しますです。
前回の内容を忘れちゃった人はもう一回、前編を読みなおしてから今回をお読みくださいです。
それでは『こみパ7〜ライブイン東京ビッグサイト〜』始まり、始まりですぅ☆」

 

ワァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!

千紗「いよいよ、コンサートの始まりですね。千紗、ドキドキしてきましたです」

あさひ「は〜い、皆さんこんばんは♪今日はあさひのコンサートに来てくれてどうもありがとう!!」

瑞希「あれ?」

あさひ「今日はあさひも精一杯歌うから、皆さん一緒に盛りあがりましょうね♪」

和樹「これって、ファイヤーボンバーのコンサートじゃないの?」

大志「あさひちゃ〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!」

瑞希「こら、バカ大志!!絶叫してないで、なんであさひちゃんが登場するのか説明しなさいよ!!」

由宇「なんや、みずきっちゃん知らんかったんか?」

瑞希「へっ?」

由宇「今日はな、あさひちゃんとファイヤーボンバーの合同コンサートやねん」

大志「そのとおり!!まさに夢の競演というわけだ!!」

千紗「あっ、また別の人が出てきましたです」

ミレーヌ「みんな〜、こんにちは〜〜〜〜!!」

和樹「今度こそファイヤーボンバーの登場だな」

千紗「でもでも、ファイヤーボンバーって4人いるんですよね。3人しかいないですよ?」

瑞希「そういえば、ヴォーカルのバサラは遅刻で有名らしいわよ」

ミレーヌ「それじゃあ、バサラはまだ来てないけど最初の曲いくわよ!!」

あさひ「一曲目は『MY FRIENDS』です。聞いてください!!」

ミレーヌ&あさひ「♪♪♪恋をするように 声を重ねれば KISS♪♪♪」

千紗「うわぁ〜、とっても上手ですぅ☆」

大志「まさに天使の歌声という表現がふさわしいな」

詠美「まあ、この詠美ちゃん様には劣るけど、まあまあじゃない」

由宇「詠美、頭は大丈夫か?」

詠美「何ですって〜、ちょおちょおちょおむかつく〜!!」

和樹「こら二人とも、静かにしろよ!!……って、あれ?」

瑞希「何か、上空を通過したような………」

千紗「人が空を飛んでますですぅ!!」

大志「おお、あれこそが熱気バサラ!!」

千紗「にゃあ、あれがバサラのお兄さんですか」

スタッ!!(バサラ、ステージに着地)

ミレーヌ「んもう、バサラどこに行ってたのよ!!」

バサラ「よし、いくぜ!!ファイヤーーーーーー!!!!」

観客「ボンバーーーーー!!!!」

バサラ「ファイヤーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」

観客「ボンバーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」

バサラ「♪♪♪さあ始まるぜ SATURDAY NIGHT♪♪♪」

ドッカーーーーーーーーーーン!!

千紗「にゃあ!!」

瑞希「何、今の爆発は?」

由宇「な、なんや、ロボットがこっちに向かって飛んでくるで!!」

大志「むう、あれはプロトデビルンのロボットではないか!!」

和樹「大志、知ってるのか?」

大志「うむ、あれは最近噂の、人の魂を抜きさるという宇宙人だな」

由宇「あれが噂の宇宙人か………」

瑞希「でもなんでこんなコンサート会場にくるのよ」

大志「それは、我々の熱い魂に惹かれてきたのであろうな」

詠美「なに、のん気に解説してるのよ!!もうすぐあのロボットがくるのよ!!」

由宇「そういえば、ファイヤーボンバーのメンバーはバルキリーであの宇宙人と戦うらしいで?」

千紗「本当です、皆さん自分のロボットに向かってますです☆」

和樹「これで大丈夫だな………あれ、大志はどこ行ったんだ?」

瑞希「ついさっきまでいたのに………」

バサラ「今度こそ、やつらに俺の歌を聞かせてやるぜ!!」

シュゴゴゴゴゴーーーーーー!!!!

バサラ「何っ、俺のバルキリーが勝手に!!誰が動かしてやがるんだ!!」

大志「ふははははははは、ここは吾輩にまかせるがいい!!」

バサラ「てめえ、とっとと降りやがれ!!」

大志「まあまあ、メガネが似ているもの同士気にするな。それとも何か?お前はこのマシンに乗らなければ奴らに歌を伝えることも出来ないのか!!お前の歌はその程度だったのか!!」

バサラ「ふざけるな!!バルキリーに乗らなくても、奴らに俺の歌を聞かせてやるぜ!!」

大志「うむ、それでこそ熱気バサラ!!では、こちらのほうは吾輩に任せるがよい!!」

バシュ、バシュ、バシュ!!(スピーカーポッド射出)

大志「♪♪♪朝早く目覚めた 今日はいい天気よ〜〜〜♪♪♪」

和樹「げっ!!あのバルキリーから大志の声がする」

千紗「ひょっとして、変なお兄さんがあのロボットに乗っちゃったんですか?」

瑞希「あのバカならありえるわね………」

由宇「けど、みごとに敵の攻撃をかわしながら歌ってるで!!」

瑞希「でもサウンドビームまでは出てないわね」

和樹「さすがの大志もバサラの歌を超えることはできなかったってことか?」

由宇「もともと歌は、大志のジャンルやないからな〜」

詠美「ど、どうしたらいいのよ!!このままじゃやられちゃうじゃないのよ!!」

???「落ちつきなさい!!」

和樹「誰だ!?」

ミリア「私は、市長兼こみパ運営委員会会長のミリア=ファリーナ=ジーナス!!」

由宇「こみパ運営委員会会長やて?」

南「そうなんですよ」

和樹「南さん、いつの間に?」

南「私はミリア会長の付き添いです♪」

瑞希「それでミリアさん、どうするんですか?」

ミリア「ふふ、プロトデビルンに対抗するために、こちらもバルキリー隊をちゃんと用意してあるのよ」

詠美「じゃあ、詠美ちゃん様は助かるのね!!」

ミリア「もちろんです。市民とオタクを守るのが私の役目ですから。エメラルドフォース・ダイヤモンドフォース、発進!!」

ガムリン「D1からD2、D3へ、発進準備はOKか?」

玲子「にゃはははは、こちらD2!!準備OKだよ〜♪」

まゆ「D3もOKだよ〜♪」

ガムリン「だ、誰だ、君たちは!?なぜ、民間人がバルキリーに乗っているんだ!!」

玲子「だって〜、一度のってみたかったんだもん♪」

まゆ「せっかく、コスもばっちりきめてきたんだしね♪」

ガムリン「とにかく、危険だから早く降りるんだ!!」

玲子「やだよ〜、べーーーーだ!!」

まゆ「ちょっとくらい、いいじゃないの!!」

ドッカー「ガムリンのやつ、何か手間取っているみたいだな。それならこっちが先陣をきるぜ!!」

美穂「はい、ドッカー隊長♪」

夕香「こちらも準備OKです♪」

ドッカー「誰だ、きさまら!!」

美穂「美穂で〜す♪」

夕香「私、夕香と申します」

ドッカー「そんなこと聞いてるんじゃない!!」

美穂「ねーねー、早く発進しようよ〜!!」

夕香「ところで、発進スイッチはどれですか?」

美穂「このボタンじゃないかな?」

ポチッ!!

ドッカー「それはミサイル発射のボタンだぞ!!」

チュドドドーーーーーン!!

玲子「きゃーーーーー、美穂のバカーーーー!!」

ガムリン「ドッカー、こちらまで巻き込むな!!」

・・・・・・・・

南「ミリア会長、エメラルドフォース・ダイヤモンドフォースともにトラブルで発進できないようです」

ミリア「なんですって!!」

詠美「ふみゅ〜〜ん、詠美ちゃん様の人生もここまでなの〜〜〜」

由宇「少しは大人しくできへんのか、詠美!!」

瑞希「でも大庭さんの言うとおり、確かにピンチよね」

千紗「にゃ〜、どうしたらいいんですか〜!!」

ミリア「南、こうなったらアレを使うわよ!!」

南「えっ、でも会長あれは危険すぎます」

ミリア「けど方法はもうこれしか残されていないのよ!!早くしないとみんな全滅してしまうわ!!」

南「わかりました……もしもし、こちら南です。本部、至急トランスフォーメーションの準備をお願いします」

千紗「トランスフォーメーションって何をするんですか?」

ミリア「見ていればわかるわよ」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ………

瑞希「な、何?こみパ会場が動いているわよ!!」

由宇「ほ、ほんまや………」

南「実はこみパ会場はこんなときのために、ロボット形態に変形が可能なんですよ♪」

和樹「す、すげえな………」

南「そして、ロボット形態になることで一撃必殺『こみパキャノン』を発射可能になるんです♪」

瑞希「こみパキャノン?」

南「ええ、バサラさんの歌エネルギーと似ているんですけど、会場内のオタクの萌え萌えエネルギーを発射するものなんです♪」

和樹「なんだかわからないけど、すげえ………」

ミリア「マックス、後はたのんだわよ!!」

瑞希「マックス?」

南「マックス艦長さんは、あの会場ロボットの艦長さんでミリアさんの旦那様なんですよ」

 

(会場内)

美穂「艦長、トランスフォーメーション無事に完了しました!!」

マックス「よし、こみパキャノン発射だ!!」

美穂「だめです、エネルギーが足りません!!発射まで、あと2分かかります!!」

マックス「くっ!!」

エキセドル「この2分が命取りにならなければいいですなぁ」

 

ミリア「どうしたの、何故こみパキャノンが発射されないの!?」

南「会長、どうやら発射まであと2分かかるようです」

ミリア「何ですって!!まったくマックスったら………」

千紗「にゃあああ!!ロボットさんがこっちにきますですぅ!!」

瑞希「きゃああああああああ!!」

和樹「瑞希!!」

ばきっ!!

由宇「大丈夫か、みずきちゃん?」

瑞希「ええ……あ、ありがとう………」

由宇「発射までの2分間、うちがみんなを守ってやるで!!」

バキ、ドカ、ガシ、ドゴッ!!

ミリア「ハ、ハリセンで敵を撃墜しているなんて………」

南「すごいですね、由宇さん♪」

和樹「あいつは、東方不敗か………」

 

(会場内)

美穂「艦長、エネルギー充電完了しました!!」

マックス「よし、こみパキャノン発射!!」

ぎゅおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん!!!!!!!!!

ガビル「な、何だこのエネルギーは………萌え萌え美〜〜〜〜!!!!」

チュドドドドドドドドドドオオオオオオオン!!!!!

和樹「や、やった………」

瑞希「す、すごい威力ね………」

大志「ふはははははは、これこそが我らの熱い情熱の力なのだ!!」

千紗「にゃあ!!大志お兄さん、いつのまに戻ってきたですか?」

大志「ふっ、そんな細かいことは気にするな。さあ、改めてコンサートが始まるぞ!!」

千紗「あっ、本当ですぅ!!」

バサラ「それじゃあ、改めていくぜ!!ファイヤーーーーーーーーーー!!!!!!」

ALL「ボンバーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」

 

『こみパ7〜ライブイン東京ビッグサイト〜』完!!

 

「2回にかけて放送した、今回のドラマはいかがでしたか?
千紗ひさしぶりのドラマ出演で少し緊張しましたですよ。
今回のように千紗たちのこんなドラマを放送して欲しいというのがありましたらこちらまでお手紙くださいですぅ!!
では、そろそろおわかれの時間です。それでは明日もにゃんばらナイト〜〜!!お相手は塚本千紗でした☆」