「塚本千紗のにゃんばらナイト〜!!改めましてこんばんは、塚本千紗ですよ☆
いよいよ3月になってもうすぐ春がやってきますですぅ。
そうしたらお花さんも沢山さいてきっときれいですよ、千紗はお花さん大好きですぅ。
でもでも、つくしさんもかわいいですよ☆ときどき、おひたしにして食べちゃいますですけど…
そ、それでは、そろそろ今週のゲストをおよびしたいと思いますです!!
今週のゲストは年明けから出演率が急上昇の和樹お兄さんですぅ☆」

「こんにちは、千紗ちゃん。今週も元気に頑張ってるね♪」

「にゃあ♪元気は千紗のとりえですから。それではお兄さん今日はよろしくお願いしますですぅ☆
お兄さんは今週で3週連続の出演になりますですね」

「そういえばそうだけど…前回、前々回の俺の役ってあまりいい役じゃなかったような…」

「そんなことないですよ、お兄さん!その証拠にこんなにお兄さんにファンレターが届いてますですよ☆」

「ファンレターだって?」

「はいです☆前の放送の後にお兄さん宛にこんなにお手紙が来てますですよ。千紗、読んで見ますですよ☆」

『ずっと和樹は綾香様萌えだと思っていたのに…郁美ちゃん(ロリ)に手をだすなんて…さようなら、和樹』(by自称和樹の腐れ縁さん)
『ふはははははは、これで我らが野望もまた一歩近づいたぞ、マイ同士!!』(by自称おたくの帝王さん)
『和樹さん、わたし幸せです………(ポッ♪)』(by自称和樹の恋人の中学生さん)
『私のせんべいとしてはまあまあの活躍ね、特別にちょおほめたげる』(by自称おたくのクイーンオブクイーンズさん)
『ぶーぶー!千堂くんは大志くんとラブラブじゃなきゃダメなんだから〜!』(by自称翔様萌え萌え〜さん)
『まあ、飲め!』(by自称男)
『ぜ、ぜひ和樹先生にスケブを書いて欲しいんだな』(by自称おたく)
『せっしゃはぜひともピーチがいいでござるよ』(by自称おたく)

「にゃあ!お兄さん、大人気ですぅ☆」

「千紗ちゃん…今のお手紙で本当にそう思う?」

「えっ、違うんですか?でも『幸せです』とか書いてありますですよ」

「うう………だから、俺は郁美ちゃんとはなにも………」

「あれ?まだ一枚残っていたですよ、千紗またうっかり失敗しちゃうところでした。え〜と…」

『これは不幸のファンレターです。これを受け取った人は………』

「だああああああああああああああ、なんなんだ、この手紙は!!」

「にゃあ、不幸のファンレターみたいですよ。千紗、不幸になったらこまるですよ。お父さんとお母さんに迷惑がかかっちゃうですぅ…」

「ところで、一応聞いておくけどそれは誰からの手紙かな?」

「え〜とですね、自称アルバイト店員Aさんからですぅ☆」

「やっぱり………」

「にゃあぁぁぁぁぁ、千紗、どうしたらいいですかぁ?」

「大丈夫だよ、千紗ちゃん」

「にゃ?」

「手紙を受け取ったのは千紗ちゃんじゃなくて、俺だから千紗ちゃんは不幸にはならないよ」

「でもでも、お兄さんが不幸になっても千紗、とっても悲しいですぅ…」

「大丈夫だって。俺はなにがおきようと千紗ちゃんさえいてくれればそれで幸せなんだからさ」

「お兄さん……………にゃっ!!」

「ん?」

ガンッ!!

「うぐっ!!」

「にゃあぁぁぁ〜、お兄さん大丈夫ですか?」

「な、なぜ突然缶ジュース(中身入り)が飛んでくるんだ………………」

「にゃあああ!!やっぱり不幸のファンレターさんの不幸がお兄さんに…」

「そんなバカな………って、うわぁ!!」

「にゃあ!!」

「こ、今度は天井から植木鉢かよ………一応、ここって室内スタジオの中なのに…」

「にゃあああ!!お兄さ〜ん、千紗、千紗ぁ………」

「千紗ちゃん落ちついてって…うっ!!こ、これは吹き矢………ダメだ…意識が……」

「お兄さ〜〜〜ん!!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「んっ………」

「にゃあ!!お兄さん、気がつきましたですか?」

「あれ?千紗ちゃん、俺はいままで………」

「お兄さん、突然倒れちゃったから、千紗とってもとってもびっくりしましたですよ」

「そうか…あれ、この花束は?」

「それはですね、さっき彩お姉さんがお見舞いに持ってきてくれたですよ☆」

「お見舞いって…俺、そんなに長く気をうしなってたの?」

「お兄さんは5分くらいしか気をうしなっていないですよ、でも千紗は心配で一年くらいに感じましたですぅ…」

「5分気をうしなっていた間におみまいって………」

「それと彩お姉さんがあの呪いは10分で効力がきれるからもう安心だっていってましたですよ。よかったですね、お兄さん☆」

「………やっぱり……彩ちゃんが………?」

「お兄さん、気がついたところで申し訳無いですけどそろそろお別れのお時間なんですよ。申し訳無いですぅ…」

「ううん、気にしないで。俺ももう少し動けそうにないから丁度いいよ。それじゃあまた読んでね、千紗ちゃん♪」

「はいです☆千紗、お兄さんならいつでも大歓迎ですよ!!ぜひまた来てくださいですぅ!!
それでは明日もにゃんばらナイト〜〜〜!!お相手は塚本千紗でした☆」